はじめまして。
スペインのバレンシアの街クラブ、U .D. Fonteta にてサッカー指導者をしております、松森 優介(まつもり ゆうすけ)と申します。現在U-14の監督として、2020−2021シーズンを戦っております。
この度、個人ブログを開設することにしました。
2016年1月にバレンシアに拠点を移して、丸5年。
2020年12月、
スペインサッカー協会公認上級指導者ライセンス(レベル3)
を公式に取得することができました。
コロナウイルスの影響で、最終審査がおりるまで通常より時間がかかっていましたが、つい先日無事成績表を受け取ることができました。
23歳、まだ大学院(中退)にてサッカーコーチングを学んでいた頃に抱いた一つの目標。
遠回り、遠回りしながらも12年越しでようやく目標をクリアすることができました。
レベル3のライセンスを取得するということは、リーガエスパニョーラのチームを指揮する資格を得るということになります。
そうです、バルサ、レアルマドリード、アトレティコ、セビージャ、バレンシアの監督になる権利を得たわけです。
まあ呼ばれる可能性は今のところまずあり得ませんが。笑
「スペインでは、レベル3の指導者資格は勉強しようと思えば誰でも取得できる資格。その資格は価値があるものなのか。」
「指導者資格は運転免許証と同じ。運転免許証は数多くの人が取得している。その中には、いろんなタイプの人間がいる。本当に運転が上手いプロのドライバー。カードだけ立派な(ゴールドカード)ペーパードライバー、捕まってはいないが違法運転を繰り返すドライバー、事故を起こし免停を受けてしまうドライバー。スペインサッカー指導者資格の捉え方はそういう資格と一緒。資格を取ったからといってその人の直接的な能力を指すものではないし、リーガエスパニョーラのチームをすぐに率いれるわけでもないし、そんな資格取得のために自分の人生の多くの時間、お金を費やし、多くの犠牲を払ってまで取得する価値はあるのか。」
そういう疑問、意見をお持ちの方もきっと多くいることでしょう。
私の答えは、簡単です。
それは、
「自分次第。自分の捉え方次第である。」ということ。
そして、私はこの資格を取得する価値がある、と判断しただけのこと。
このブログでは、1人の日本人が、サッカー市場の本場であるヨーロッパ、スペインにて最高位の指導者資格を取得するまでの道のり、サッカーの捉え方、またスペインでの生活の様子、語学についてなど記していきたいと思っています。
そして、自分の経験談を記すことで、自分の内からくる声に素直に生きたいと考えている方、情熱的で論理的であるサッカーの指導者に本気でなりたいと考えている方への参考に慣れれば幸いです。
よろしくお願い致します。
2021年 1月1日 松森 優介